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岡山大学学術研究院
教育学域所属
横松 友義 Tomoyoshi Yokomatsu

カリキュラム・マネジメント研修に対する思い

私は、一人でも多くの人たちが、前向きに生き、自分の特長を活かして社会に貢献し、60歳頃には、自分の人生がいい人生であったと振り返ることができる国を創りたい。そう思って、これまで教育・保育に関する研究を続けてきました。そして、40歳頃に、そのための最短距離が、保育施設の保育を充実させることだと確信するようになりました。

しかし、この重要な保育施設は、正当に評価されているでしょうか。働いている保育者の方々は、一生懸命子どもたちや親御さんたちのために働かれていますが、私は正当な評価を受けていないと思っています。じゃあどうすればいいのか。評価されるようにすればいい。そのために、私はカリキュラム・マネジメントの研修手順を開発してきました。

保育者の方々が、自分たちの力で、子どもたちや親御さんたちに、国の求める内容を確実に保障できるようにしたい。保育者の方々が、自分たちの持ち味を活かした保育を創り上げ、誇りのもてる園を生み出したい。そうして、さらには、園や子どもたちへの、地域の方々の心を大切にし、地域の方々が集まり生きがいが生まれ、地域の方々の親御さんたちへの温かいまなざしから、若い親御さんたちが集まっていくような園を創りたい。それができれば、園は、まち作りの拠点の一つになるはずだ。そうして、保育施設は人々に正当に評価される存在になる。私はそのために研究と研修を続けています。

子どもたちや親御さんたちのことを本当に思い、でもうまくいかないというような方々と共に歩き、お役に立ちたい。そうした方々が心から自分たちの仕事は素晴らしいと思えるように、共に歩きたい。そうした祈りを持って、今私は生きています。

私は力不足ですが、子どもへの誠の心があれば、必ず未来は開けると信じています。